概要
エンコードとは動画サイズの圧縮や、インターネット上で視聴できる動画形式に変換する処理を指します。
動画を視聴者側に最適なファイルサイズと変換形式で届けることや、配信側のコストや負荷軽減に必要な機能です。
ULIZAでは「default-encluster-preset」というエンコード設定が標準で用意されており、このエンコード設定で動画のアップロードを行った場合、4000kbps(高画質)/2000kbps(中画質)/1000kbps(低画質)と3種類の画質が選択できる動画がアップロードされます。
エンコード設定の変更を行うことで、ULIZAに登録する動画のビットレート(画質)や解像度(サイズ)を変更をすることが可能です。
ビットレートや解像度の設定変更後、その設定を適用して登録した動画ファイルから設定の変更が反映されます。
※すでに登録されている動画には適用されません。
※エンコードプロファイルはエンコードプリセットに紐づけることで、設定したプロファイルの内容でエンコードを行うことができます。
▼エンコード設定とは
エンコード設定では、映像および音声コーデック、ビットレート、解像度などの詳細設定を事前にプリセットとして設定することができます。
本記事では、エンコード設定の手順について説明します。
手順
【手順1】エンコードプリセットを作成する
エンコード設定では「エンコードプロファイル」と「エンコードプリセット」で構成されています。
プリセットを作成し、プロファイルに紐づけることで、設定したプロファイルの内容でエンコードを行うことができます。
①ULIZA管理画面「VODコンテンツの登録」内の「エンコード設定」を開き「エンコードプリセット」をクリックします
②「プリセットの登録」をクリックします
※既存のプリセットを編集する場合はマウスオーバーし「編集」をクリックします
③新規のストリームを追加する場合、「+ストリームの追加」ボタンをクリックします
※すでに設定済みのストリームを編集する場合、任意のストリームタブに切り替えます
④「ビデオ設定」のビットレート(画質)やサイズ(解像度)を変更します
※1つの動画コンテンツに対し、高画質、標準、低画質などの複数の画質でエンコードする場合、「ストリーム設定」にある「+ストリームの追加」ボタンからストリームを追加し、それぞれのタブで設定を行います
映像ビットレートの推奨値につきましてはこちらの記事をご覧ください
※詳細設定では、エンコード時の「プロファイル」「レベル」「フレームレート」「キーフレーム間隔」「アスペクト比」を設定できます
⑤変更後、画面右下の「保存」ボタンをクリックします
⑥必要に応じてプリセットの説明を編集し、「保存」ボタンをクリックします
※既存のプリセットのプリセット名は変更できません
【手順2】エンコードプロファイルを設定する
すでに紐づいているエンコードプリセットとは異なるプリセットを指定する手順を記述します。
①「エンコード設定」から「エンコードプロファイル」をクリックします
②編集を行うプロファイルにマウスオーバーし「編集」ボタンをクリックします
※プロファイル名をクリックして編集することもできます
※新規作成をする場合は「+プロファイルの登録」ボタンをクリックします
③「プリセット指定」にてすでに選択されているプリセットのチェックを外し、新たなプリセットにチェックを入れます
④画面右下の「保存」ボタンをクリックします
⑤必要に応じてプロファイルの説明を編集し、「保存」ボタンをクリックします
※既存のプロファイルのプロファイル名は変更できません
動画ファイルをアップロードする際、上記プロファイルを選択することで、変更した画質やサイズで動画をエンコードし、ULIZAへ登録できます。
【参考】マスターアカウントのプロファイルをサブアカウントに共有する
マスターアカウントで作成したプロファイルの共有設定を有効にすることで、サブアカウントでも同じプロファイルを使用することができます。
エンコードプロファイルの共有設定の手順を記述します。
①「エンコード設定」から「エンコードプロファイル」をクリックします
②共有設定を行うプロファイルにマウスオーバーし「共有」ボタンをクリックします
③「共有」ボタンをクリックします
※共有されたプロファイルは以下のようなアイコンが表示されます
※サブアカウントでログイン時、共有されているプロファイルには「●●から共有されています」と表示されます