ULIZAヘルプセンター

ULIZAでライブ配信をする上で知っておくべきこと

概要


本記事では、ULIZAを使用してライブ配信を行う方向けに、ライブ配信のポイントを解説します。

 

配信形式について


「動画配信」には、大きく3つの形式があります。

①ライブ配信

配信サーバーやインターネット回線を通じて、映像や音声をリアルタイムで視聴者に届ける方法です。

②オンデマンド配信

既成の動画ファイルを配信する方法で、視聴者は好きなタイミングで動画を視聴します。

③擬似ライブ配信

事前に録画・編集した動画を指定した日時にリアルタイムで配信されているかのように見せる方法です。事前に内容を作り込むことができ、機材やオペレーションの負担が軽減されたり、配信時の失敗を避けることができます。

本記事では、①ライブ配信について紹介します。

 

ライブ配信に必要なもの


ライブ配信をするにあたり、必要なものは主に以下の通りです。

▼必須機材

  • 配信用PC
    ULIZAを使用し、映像と音声を配信するための端末です。
  • ULIZA
    プレイヤーに映像を映したり、アーカイブ映像の生成等を行います。
  • インターネット回線
    ライブ配信をする会場では、ライブ配信占有で使用できるインターネット回線の準備を推奨します。また、安定した配信のため速度は上り100Mbps程度が理想です。
  • カメラ、マイク

 

▼要件に応じて追加するもの

  • スイッチャー
    複数の映像を用意し切り替える場合は、スイッチャーを用意します。
  • 音声ミキサー
    複数の音声を用意し切り替えたり、音声の大小を調整したりする場合は、ミキサーを用意します。
  • エンコーダー
    カメラやスイッチャーから送出された映像や音声を、ライブ配信の形式に変換します。
    ファイルサイズの大きいデータをそのままインターネットに流すと、容量が大きすぎるため、視聴者がアクセスしやすい形式に変換することでスムーズに映像を配信できます。
    エンコーダーには、LiveShellなどのハードウェア型と、OBSやWirecastなどのソフトウェア型があります。
  • トラブル時に備えたバックアップ用PC
    ULIZAのライブ配信では、プライマリー入力(主回線)とバックアップ入力(副回線)の両方で映像を打ち上げることで、ライブエンコーダの回線トラブルに対応できます。
  • 映像確認用のスマートフォンやタブレット
  • 配信前後に投影する蓋絵、トラブル時に使用する画像

 

ULIZAを使用したライブ配信の流れ


配信の目的に応じて、以下手順記事をご覧ください。

 

検討すべき設定事項


  • アーカイブ
    ライブ配信時の映像を記録するかどうかを設定します。
  • DVR
    DVRとは、ライブ配信時に視聴者が動画を一時停止、再開、巻き戻しが可能になる設定です。
    タイムシフト再生、追いかけ再生とも呼ばれます。
  • 蓋画像
    例えば配信開始前には製品のCMを流し、配信終了後には「ご視聴ありがとうございました」という画像を表示する、という設定をします。
    ULIZAでは、視聴する場所や時間などの条件を設定し、表示する動画を出し分けたり、動画の代わりに任意の画像を表示する機能(コンテンツフォワードポリシー)で設定できます。
    詳しくはこちら
  • アンケート
    ULIZAでは、動画視聴後に、アンケート回答を促す機能があります。
    利用する際は、事前に質問内容等を設定する必要があります。
    詳しくはこちら
  • チャット
    ULIZAのチャット機能を有効にすることで、ライブ配信時に視聴者と双方向でやり取りできます。
    チャット機能を利用される際は、オプション契約が必要です。
    詳しくはこちら

 

配信時のトラブルシューティング


配信時におけるトラブルの解決方法は、下記の記事をご参考ください。

ライブ配信を開始したが映像が配信されない

視聴者から「視聴できない」と問い合わせを受けた

動画の再生を開始するとエラーが表示されて視聴できない

映像と音声がズレて配信されてしまうのですが