【概要】
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ULIZAおよび外部ライブエンコーダーを利用して、インターネットライブ配信を行うことが可能です。
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「見逃し配信」(DVR機能)はライブ配信中に「一時停止」「巻き戻し」「追いかけ再生」を行う機能です。
- 下記の「ライブ配信までの流れ」で一連の手順を説明します。
▼用語集
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ライブエンコーダー:
カメラ等で撮影した映像/音声データをインターネットでライブ配信を行えるように変換し、配信サーバーにデータを送出する機材またはソフトウェアのこと。 -
ビットレート:
1秒間に送受信できるデータ量のこと。単位にはbps(Bit Per Second)です。 -
RTMP:
RTMPはReal Time Messaging Protocolの略称で、ライブエンコーダーからライブ配信サーバーへ映像/音声データを送信する際に使用される通信プロトコルです。 -
ストリームキー:
配信サーバー側で映像/音声データを受信する際に識別するための英数等の文字コードです。 -
セグメント秒数:
動画配信では、配信用ファイルを細かく分割して配信しています。その分割されたファイルに格納される動画の秒数を指します。 -
アーカイブ動画:
ライブ配信を行った映像/音声の録画ファイル。またはそのデータのこと。 -
DVR:
巻き戻し再生機能のこと。
▼対象サービス
- ULIZA Standard
- ULIZA Pro
- ULIZA EVENT STREAM
- ULIZA LIVE FLEXⅡ
- ULIZA mini
【設定から配信までの流れ】
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(準備)詳細設定モードに遷移します
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(準備)ライブ配信サーバーにてライブイベントの登録を行います
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(準備)カメラ/マイクからの映像/音声を出力できる状態にします
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(準備)ライブエンコーダーにライブ配信サーバーの設定情報を登録します
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ライブ配信サーバーにて登録したライブイベントを開始します
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ライブエンコーダーからライブ配信サーバーにライブフィードを送信します
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埋め込みコードや視聴ページの発行を行います
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(終了)ライブ配信を終了します
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(終了後)アーカイブ映像を確認します
※併せて上記「ライブ配信の構成図」をご参照ください。
※2022/12/1より管理画面のメニューが変わりました。旧メニューの手順はこちらからご覧ください。
▼補足事項
- ライブ配信サーバーでは、「ライブテンプレート」の作成等の詳細設定が可能ですが、本資料では、予め用意してあるデフォルトテンプレートを利用して説明いたします。詳細設定につきましては、別途「ユーザーマニュアル」をご確認ください。
- 以下は、例としてライブエンコーダー「OBS Studio Ver,28.1.2」を使用した手順を記載します。
1.詳細設定モードに遷移します
1. ULIZA管理画面にログインをします
2. ログイン後、画面左下の「詳細設定モードへ」をクリックします
2.ライブ配信サーバーにてライブイベントの登録を行います
1. サイドメニューの「ライブ配信」>「ライブイベントの管理」を開きます
2. 「ライブイベントの作成」ボタンをクリックします
3. 「ライブイベント名(必須)」と「説明(任意)」を入力します
4. 「DVR設定」を「有効」にチェックを入れます
5.任意のビットレートを入力します
6.「保存」をクリックします
※マルチビットレートで配信する際にトランスコード機能を使用する場合は「トランスコード機能を有効にする」にチェックを入れます
3. カメラ/マイクからの映像/音声を出力できる状態にします
1. 手順2で作成した「ライブイベント名」をクリックします
2. ステータスが「開始前」になっていることを確認します
3. 「RTMP URL」、「ストリームキー」をコピーし、 お手持ちのテキストエディタ等にペーストします
4. ライブエンコーダーにライブ配信サーバーの設定情報を登録します
1. ライブエンコーダー「OBS Studio Ver,28.1.2」を起動します
2. 「設定」ボタンをクリックします
3. サイドメニューの「配信」をクリックします
4. 「サービス」は「カスタム」を選択します
5. 「サーバー」に手順3でコピーした「RTMP URL」をペーストします
6. 「ストリームキー」に手順3でコピーした「ストリームキー」をペーストします
7. 「OK」ボタンをクリックします
5.ライブ配信サーバーにて登録したライブイベントを開始します
1. ULIZA画面に戻り、「ライブイベントの開始」をクリックします
2. ステータスバーが「②開始処理中」に切り替わっていることを確認します
3. しばらくすると、ステータスバーが「③実行中」に切り替わることを確認します
6.ライブエンコーダーからライブ配信サーバーにライブフィードを送信します
1. ライブエンコーダー「OBS Studio Ver,28.1.2」の「配信開始」ボタンをクリックします
2. ULIZA画面に戻り、「ストリームの状態」タブをクリックします
3. 「現在の状態」が「配信中」になっていることを確認します
4. プライヤーの下にある「ストリームを選択」で、任意のストリームを選択します
5. プレイヤーに映像が表示されていることを確認します。
7. 埋め込みコードや視聴ページの発行を行います
1. サイドメニューの「コンテンツの管理」>「コンテンツの管理」を開きます
2. 「ライブイベント名」が記載されている行にマウスポインタを乗せ「プレイヤータグ発行」もしくは「視聴URL発行」をクリックします
▼ポイント
ライブ配信を行うには、以下の2つの方法があります
A.ULIZA画面にてプレイヤータグ(HTMLのタグ)を発行し、貴社Webサイト(動画掲載ページ)に埋め込み、ライブ配信を行う方法
B.ULIZA画面にて視聴ページ(URL)を発行し、ULIZA のシステム上からライブ配信を行う方法
A. 「プレイヤータグ」を発行し、貴社サイトに埋め込む方法
1. 手順7で「プレイヤータグ発行」を選択すると、「プレイヤータグの発行」画面がポップアップで表示されます
2. 「プレイヤーID」に「default-player」が選択されていることを確認します
3. 「JavaScript」もしくは「IFrame」タブをクリックします
4. 「クリップボードにコピー」をクリックします
5. クリップボードにコピーした埋め込みコードを、任意のWebページのHTMLソースにペーストします
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>Sample Page</title>
<meta charset="UTF-8">
</head>
<body>
<!-- プレイヤータグ -->
<script type="text/javascript" charset="utf-8" defer src="https://stg-vms5g-player-api.p.uliza.jp/v1/players/default-player/support/admin?type=normal&name=content-2022-11-28-17-10-30-147-777a43ba">//{"videoAnalytics":{"userId":"[GAUSERID]"}}</script>
</body>
</html>
6. 任意のWebサーバーにアップロードし、Webページを公開することで、ライブ映像の視聴ができます
※プレイヤーの「ストップボタン」をクリックすると一時停止することができ、シークバーを左側(過去の時間)に移動させると巻き戻し再生ができます
B. 「視聴ページURL」を発行しする方法
1. 手順7で「視聴ページURL発行」を選択すると、「視聴ページURL発行」画面がポップアップで表示されます
2. 各種項目を任意で設定します(デフォルト値のままでも利用可能です)
3. 「URL発行」ボタンをクリックします
4. 「URLをコピー」ボタンをクリックします
5. コピーした視聴ページURLをブラウザのURL欄にペーストします
6. ライブ映像を視聴します
※プレイヤーの「ストップボタン」をクリックすると一時停止することができ、シークバーを左側(過去の時間)に移動させると巻き戻し再生ができます
8.ライブ配信を終了します
1. サイドメニューの「ライブ配信」>「ライブイベントの管理」を開き、該当のライブイベント名をクリックします
2. ステータスが「実行中」であることを確認します
3. 「ライブイベントの終了」をクリックします
4. 確認画面がポップアップで表示されますので、「終了」ボタンをクリックします
5. ステータスが「終了」になったことを確認します
6. ライブエンコーダー「OBS Studio Ver,28.1.2」の「配信終了」ボタンをクリックします
※ライブエンコーダーからのフィード送信をストップします
9.アーカイブ映像を確認します
1. ライブ配信終了後に、ULIZA画面に戻り、サイドメニューの「コンテンツの管理」>「コンテンツの管理」を開きます
2. 該当のライブ配信の「アーカイブ」とついているコンテンツ名をクリックします
3. 表示されるプレイヤーの再生ボタンをクリックすると、アーカイブ映像を確認できます
※ライブ配信の停止後、アーカイブ化した映像が「コンテンツの管理」画面へ登録されます。アーカイブ映像から「埋め込みコードの発行」や「視聴ページ」を開くこともできます。