対象サービス
- ULIZA Standard
- ULIZA Pro
- ULIZA LIVE FLEX Ⅱ
- ULIZA Live Event Manager ※
※トランスコード機能は ULIZA Live Event Managerの機能のため、ご利用にはライブ配信が含まれるパッケージ商品とULIZA Live Event Managerのご契約が必要です
概要
トランスコード機能とは、1つのビットレート(画質)を複数のビットレート(画質)に変換して配信できる機能です。
通常、複数のビットレートでライブ配信をする場合、配信するビットレート設定の数だけライブエンコーダーを準備するか、複数帯域送出できるエンコーダーを使用する必要があります。
本機能を使用することにより、1台のライブエンコーダーから複数のビットレートでの配信を行うことができます。
本記事では、ULIZAのライブ配信サーバ(IP Broadcaster (Cloud))と ULIZA Live Event Manager のトランスコード機能を使用しライブ配信を行う手順を記述します。
※ULIZA Live Event Manager についてはコチラの記事を参照ください。
【参考】トランスコード機能を使用したライブ配信イメージ
手順
[手順1]配信チャンネル設定テンプレートを作成する
①「トランスコード機能」のタブで「配信チャンネルテンプレート」をクリック、さらに「テンプレートの追加」をクリックします
②全般設定でテンプレートの「名前(必須)」と「説明」を入力します
③配信するビットレートの数だけ「出力の追加」ボタンから出力設定を追加し、各「エンコード設定テンプレート」を選択します
※本記事では「出力#1」= 高画質(4000Kbps)、「出力#2」= 標準画質(2000Kbps)、「出力#3」= 低画質(1000Kbps)のテンプレート設定を選択します
④今回はULIZAのライブ配信サーバ(IP Broadcaster (Cloud))を使用するため、出力設定で「ULIZA VMS(Cloud)」を選択します
※④の手順で「コンテンツの管理」画面にライブイベントが自動で作成されます
⑤ライブ配信イベントの「DVRの有効/無効」の選択、任意の「アーカイブ設定」を選択し保存をクリックます
[手順2]トランスコーダーを設定する
①「トランスコーダーの管理」の画面を開き「トランスコーダーの追加」をクリックします
②全般設定で新規作成するトランスコーダーの「名前(必須)」と「説明」を入力します
③スケジュール設定で、トランスコーダーを実行する開始日時と停止日時を入力します
※開始日時はライブ配信を開始するより前の時刻で設定する必要があります
④配信チャンネル設定の項目で、テンプレートから手順1で作成した配信チャンネル設定テンプレートを選択します
[手順3]視聴ページを準備する
①「コンテンツの管理」画面を開き、手順1で作成したライブイベントにマウスオーバーし、「視聴ページURL発行」のアイコンをクリックします
②視聴ページURL発行画面を開き画面右下の「URL発行」をクリック、発行されたURLから視聴ページを表示します
[手順4]トランスコーダーの起動を確認しお手持ちのライブエンコーダーから映像送出をする
①「トランスコーダーの管理」画面を開き、手順2で作成したトランスコーダーが「起動済み」になっていることを確認します
②作成したトランスコーダーを開き、入力設定に表示されている「プライマリーURL」と「ストリームキー」をお手持ちのライブエンコーダーに入力しライブ映像/音声の送出を開始します
※冗長化構成で配信を行いたい場合は、セカンダリーの URL/ストリームキーも同様に設定します
【ライブエンコーダー設定イメージ】
③ライブエンコーダーより映像送出後、設定した3つのビットレートで視聴できることを視聴ページで確認します
(1つのストリーム送出で、3つのストリームにエンコードされている状態です)