概要
オンラインイベントを行う際、ZoomとULIZAを併用してライブ配信をすることができます。
両者を使用することによって、以下のメリットがあります。
- 大規模のイベントでも安定した高画質の映像を配信できる
- 視聴ページを発行したり、タグを発行して自社サイトに埋め込むできる
- 視聴制限を設けるなどして、セキュリティを高めることも可能
- アナリティクスを使用し、参加者の視聴状況を分析できる
- イベント中はバーチャル背景や画面共有など、Zoomの機能を使用できる
本記事では、OBS等のライブエンコーダを介して配信する方法を説明します。
※本記事におけるライブエンコーダーはOBS Studio Ver,30.2.3を使用します。
手順
今回は例として、以下のような役割分担と仮定し、手順を記述します。
・イベント主催者A:OBSとULIZAの操作を担当
・イベント主催者B:Zoomの操作を担当
・登壇者:スピーカー、画面共有を担当
<イベント主催者Aの操作>
[手順1]Zoomでミーティング(ウェビナー)を設定する
①Zoomを起動し、「スケジュール」からミーティング(ウェビナー)を設定します
②時間になったらミーティングを開始します
以後会議のホストとして、入室許可や、参加者のミュート有効化などの操作を担います
<イベント主催者Bの操作>
[手順1]ULIZAにてライブイベントを設定する
①ULIZAのメニュー「ライブイベントの管理」をクリックします
②「ライブイベントを作成」をクリックします
③ライブイベント名やDVR設定、アーカイブ設定について入力し、「保存」をクリックします
④作成したライブイベント名をクリックします
下にスクロールすると、RTMP URLとストリームキーがあるので、メモ帳等に控えます
[手順2]OBSにRTMP/ストリームキーを入力
①「OBS Studio Ver,30.2.3」を開き、「設定」をクリックします
②サイドメニューの「配信」をクリックします
③「サービス」は「カスタム」を選択し、「サーバー」には手順1でコピーしたRTMP URLを、「ストリームキー」にはストリームキーをペーストします
④右下の「OK」ボタンをクリックします
[手順3] Zoomの参加画面をOBS側でウィンドウキャプチャして共有する
①Zoomを起動し、手順3で設定された会議にミーティングIDとパスワードで入室します
②OBSを起動し、「ソース」で「スクリーンキャプチャ」をクリックします
※デバイスによっては、「ウィンドウキャプチャ」など表記が異なる可能性があります
③ウインドウキャプチャでZoomの画面を選択します
上記の設定により、OBSの配信準備が完了します
[手順4]ライブ配信を開始する
①ULIZAのメニュー「ライブイベントの管理」から該当のライブイベントを開きます
②「ライブイベントの開始」を押下します
③しばらくすると、ステータスバーが「実行中」に切り替わります
④OBSを起動し、「配信開始」ボタンを押下します
Zoom内での画面共有やスピーカーの切り替えは、Zoomで操作します
視聴方法は、プレイヤータグをサイトに埋め込むか、視聴ページを発行するかの2種類あります。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
[手順5]ライブ配信を終了する
①ライブを終了する時は、まずULIZA画面で「ライブイベントの終了」を押下します
②OBSで「配信終了」ボタンを押下します