ULIZAの配信サイト発行機能、およびOpenID Connect連携機能の利用をおすすめします
Google Workspace(旧称:G Suite)とULIZA配信サイトの連携方法について、以下に説明します
※2022/12/1より管理画面のメニューが変わりました
旧メニューの手順はこちらからご覧ください
1.GoogleWorkspace側で必要な設定
Google Workspace側でOAuthクライアントの発行を行います。
なお、以下ではGoogle Developers Consoleを利用できる状態であることを前提としています。利用できない場合は、組織のGoogle Workspace管理者に連絡して、Google Developersを有効にしてもらう必要があります。以下のページを参考に設定を行なってください。
【参考】ユーザーに対してGoogle Developersを有効または無効にする
https://support.google.com/a/answer/10621196?hl=ja
それでは、設定を始めましょう。
① Google Developers Consoleにアクセスします。
② 新しいプロジェクトを作成します(既存のプロジェクトがある場合は、それを使用しても構いません)。ここをクリックするか、画面中央付近に表示される「プロジェクトを作成」ボタン、または画面上部のプロジェクト選択メニューなどから、新しいプロジェクトの作成画面を開きます。プロジェクト名に任意の名前を入力し、「作成」ボタンをクリックします。
プロジェクト名を入力して「作成」ボタンをクリックします。
③ 左側のメニューから「APIとサービス」>「OAuth同意画面」の順にクリックします。
「APIとサービス」>「OAuth同意画面」の順にクリックします。
④ 配信サイトへのアクセス権を組織内のメンバーのみに限定するため、User Typeは「内部」を選択し、「作成」ボタンをクリックします。なお、Developers Consoleの説明文中における「アプリ」とはULIZA VMS (Cloud)配信サイトのことを指します。
User Typeは「内部」を選択し「作成」ボタンをクリックします。
⑤ OAuth同意画面を作成していきます。ここでは、配信サイトにログインする直前に表示される「あなたの情報をULIZA VMS (Cloud)配信サイトに提供することに同意するか」を確認する画面(OAuth同意画面)の設定を行います。「アプリ名」や「ユーザー サポートメール」は同意画面に表示されるので、適切に設定してください(「アプリ」とはULIZA VMS (Cloud)配信サイトのことを指します)。残りの必須項目の設定を終えたら、「保存して次へ」ボタンをクリックします。
「アプリ名」と「ユーザー サポートメール」、必要に応じてロゴ画像を設定します。
⑥ スコープについては特に設定は必要ないので、そのまま「保存して次へ」ボタンをクリックします。
この画面では特に設定は必要ないので、そのまま「保存して次へ」をクリックします。
⑦ OAuth同意画面の設定が完了しました。「ダッシュボードに戻る」ボタンをクリックします。
設定内容の概要が表示されます。
⑧ 左側のメニューから「APIとサービス」>「認証情報」の順にクリックします。
「APIとサービス」>「認証情報」の順にクリックします。
⑨ 「認証情報を作成」>「OAuthクライアントID」の順にクリックします。
「認証情報を作成」>「OAuth クライアント ID」の順にクリックします。
⑩ 「アプリケーションの種類」はウェブアプリケーションを選択します。また、「承認済みのリダイレ
クトURI」には、本稿の後半部分で作成する予定の配信サイトのドメイン名に/oauth2/idpresponseを追記したURLを指定します。設定を終えたら、「作成」ボタンをクリックします。
必須項目の設定を行い「作成」ボタンをクリックします。
⑪ 「クライアントID」と「クライアント シークレット」が発行されるので、控えておきます。なお、この文字列はこの画面からいつでも確認することができます。
「クライアントID」と「クライアント シークレット」を控えておきます。
以上でGoogle Workspace側で必要な作業は終了です。
2.ULIZA側で必要な設定
それでは、ULIZAに登録されているコンテンツをもとに、社員限定の配信サイトを作成します。なお、配信するコンテンツは既に登録されていることを前提とします
コンテンツをULIZAに登録する方法については、かんたんガイドをご覧ください
それでは、設定を始めましょう
① ULIZA管理画面を開きます
② 左側のメニューから「配信サイトの管理」をクリックし、「配信サイトの追加」ボタンをクリックします
③ 配信サイトのタイトルやドメイン名など、必要事項を入力していきます。ドメイン名は本稿の前半でOAuthクライアントを作成するときに指定したドメイン名と一致している必要があります。
④ 認証設定セクションでは、下図のようにOpenID Connect連携を選択します。「Issuer」には"https://accounts.google.com"と入力します。「Client ID」と「Client Secret」には、本稿の前半で発行し控えておいたOAuthクライアントIDとクライアントシークレットをそれぞれ入力します。「ログアウト用URL」には"https://accounts.google.com/logout"と入力します。
⑤ 設定を終えたら「保存」ボタンをクリックします。なお、各設定項目の詳細についてはULIZA VMS (Cloud)ユーザーガイドを参照してください。
⑥ 準備ができると配信サイトにアクセスできるようになります。
3.配信サイトへのログイン
作成した配信サイトにログインしてみましょう。配信サイトのURLにアクセスすると、以下のようなGoogleのログイン画面(またはアカウント選択画面)が表示されます。
Google Workspaceのアカウントでログインすると、配信サイトに遷移します。
以上で、ULIZA配信サイトとGoogle WorkspaceをOpenID Connect連携することにより、社員限定の動画配信サイトを作成することができました