A.ライブエンコーダーなどの打ち上げ側で問題が発生している可能性があります
※まず、同日時(またはその前後)に不特定多数の視聴環境や視聴者において同エラーが発生しているか否かをご確認ください。
特定の視聴者や視聴環境でのみ発生する場合には、視聴環境に起因する可能性が考えられます。
この場合は、こちらの「2.視聴環境または視聴者に起因する」が疑われる場合の項目をご確認ください。
不特定多数の視聴環境や視聴者において発生している場合には、配信側に何らかのトラブルが発生している可能性があります。
また、アーカイブ配信を予定している場合には、映像の欠損が発生した場合などに備えて現場の機材にて同時録画を行っていただき、必要に応じて同録素材への差し替えをしてください。
ご参考までに、配信側のトラブルとしてよくある例を以下にご紹介します。
よくある配信側のトラブル
1. ビットレートやフレームレートの設定値が原因
映像の解像度に対し必要なビットレートに満たず『低いビットレート』だった場合や、『フレームレートの設定値が推奨値と異なっている場合』にノイズが発生することがあります。
※この場合は、ビットレートの値を適切な値に上げたり、固定フレームレートで推奨値で配信することで、映像の乱れが解消されます
2. インターネット回線が原因
ライブ配信する現場のインターネット回線の帯域幅や回線速度が不足している、またはネットワークが混雑していることが原因になることがあります。
このような状況では、映像が途切れたり、映像の細かい部分がブロック状になって表示されたりと、映像に乱れが生じることがあります。
この場合は、回線の帯域幅やネットワークの混雑状況に注意し、ネットワーク設備や構成を見直す、回線種別を変更するなどにより、適切な帯域幅を確保していただくなどの対策があります。
3. その他
配信会場のインターネット回線やライブエンコーダーの一時的な負荷の上昇、PCなどの機材のスペック(CPU)が低かったり、リソース不足だったことが原因になることもあります。
この場合は、ライブエンコーダー等の上流側の機材の設定確認や、各機器の再起動をお試しください。
また、他のアプリやバックグランドプロセスなども含めて、CPUやメモリなどのリソースが不足しないようにする必要があります。
CPUは負荷や温度などによって、CPUの性能を常時調整し、高温になった際に性能を落としてCPUを保護する機能があり、これにより不意なエンコード性能の不足を招くことがあります。
エンコーダやPC、周辺機器の組み合わせ等を安定させることで、ノイズが生じてしまう可能性を減らすことができます。